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年下のあンちくしょう 講談社 発行
清里がかつて大ブームだった時がありました。そのブームが良かったか悪かったかの賛否はここでは置いておきます。
で、そのブームの火付けのひとつとなったのがこの『年下のあンちくしょう』です。
単行本は昭和51年、52年にそれぞれ発行されました。時代的には、フォークからニューミュージックが生まれたこの時代、男女の恋愛もプラトニックが当たり前。今からは想像もつかないほどの(今が変なのかもしれないけど)そんな時代でした。
そして、そんな時代に清里のブームは始まりました。
この中で清里が出てくるのは「続~」の方になってからです。
連載当初、高校3年生だった彩と高校1年生だった仁のカップルも、社会人1年生と大学1年生。この二人が二人きりで旅行するのが清里です。
荒井由美の「中央フリーウェイ」の曲と共に清里に赴き、かわいいと評判の喫茶店ミルクに立ち寄り、清泉寮に泊まるという10ページの旅行の風景です。
清里ブームは第一次、第二次と経てバブルと共にはじけましたが、そのMILKはお店のオリジナルTシャツが一日に何百枚と売れたなんていう伝説も残しています。
残念ながら、MILKは今は閉店してしまいましたが、同じ場所で同じ建物が当時を偲ばせます。
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